2019年09月04日

フッ素の予防効果

みなさまこんにちは(^^)♪
衛生士の安里です。
9月になり、学校やこども園などでは
気持ち新たに新学期がスタートしたようです。

夏休みなどの長期休暇は、
子どもたちの定期検診のタイミング〜!
当院にも多くの子どもたちが来院し、
いつも以上ににぎやかな診療と
なっておりました😊

さて、私は8月の旧盆に
義実家のある久米島へ帰省してきました。

当院にも、久米島から
とても多くの患者様が通院されており、
私が島に帰省すると、
毎回あちらこちらで患者様に遭遇し
楽しいコミュニケーションの場と
なっております😊



この機会に、少し久米島について
ご紹介したいと思います🌴

久米島は沖縄本島から
西に約100kmの所にあり、
琉球諸島の中で
最も美しい島を意味する
「球美(くみ)の島」
と呼ばれる島です。


☝︎東洋一の美しさといわれる「ハテの浜」は
日本一の透明度🤩

実は、久米島は島や海が美しいだけでなく
島の人々の口腔内環境の改善・向上に
大きな成果をあげた島なのです。

口腔衛生の指標となる数値のひとつに
「12歳児DMFT」というものがあります。
これは「永久歯列が完成する12歳頃の
1人あたりの虫歯経験歯の数」のことです。

全国の目標は「1歯以下」
現在、全国平均が「0.82歯」で
目標を達成している中、
私たち沖縄県は「1.7歯」
なんと全国最下位なのです😭

しかしこれは今に始まったことではなく
残念なことに約30年も前から
沖縄県は全国で最も虫歯の多い県なのです😵

そんな中、いち早く
久米島では平成3年度頃から
保育所、幼稚園、小・中学校での
フッ化物洗口(うがいタイプのフッ素)の
取り組みがスタートし、

開始当時のデータでは、
全国-----4.17歯
沖縄県---6.3歯
久米島---7.6歯 でしたが、

平成12年には、
全国-----2.6歯
沖縄県---4.3歯
久米島---1.9歯 となり、

全国平均を下回るほどに
数値を激減させ、
口腔内環境の改善に成功。

平成23年のデータでは
全国-----1.1歯
沖縄-----2.5歯
久米島---0.8歯 となり、
全国目標をも達成してるのです👏

私が、歯科衛生士として
一目置いていた久米島。
まさか嫁ぎ先になるとは〜。笑
ご縁ですね😊🦷

さておき、このデータからも
フッ素を使用することで
高い虫歯予防効果をあげる
ということがわかります🤩

乳歯や生えたばかりの永久歯への
虫歯予防に効果的なフッ素は
「子どもたちへ使用するもの」
というイメージが強いですが、
実は大人の方にとっても
重要なケアのひとつなのです!

全身の健康はお口から始まります。
お口のケアをしませんか😊
ぜひお気軽にご来院ください。
歯医者さんへは
痛いところがなくても
受診していいんですよ〜👌

みなさまのご来院を
お待ちしております♪


  
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Posted by LDC 小禄 at 13:44